怪盗パピヨン 全3巻(発行順)

怪盗パピヨン steal 3

永久雲上住宅と3つの宝箱

講談社 青い鳥文庫 600円 (税別) 2011年7月刊

 三枚目の図のありかをめぐる黒坂先生と胡蝶先生の会話を偶然聞いてしまう奈那。
 ミスクラは、ニセのケンカ、尾行、そして、暗号を解読し、何とか待ち合わせ場所を探り出す。

 黒坂先生が案内してくれたのは「永久雲上住宅」。
 そこは、風変わりな建築家が設計した奇妙な家で、3つの宝箱が隠されているという。
 それを全てみつけだし、謎を解けば、「青翅蜂」の図が手に入るのだ。

 ところが、永久雲上住宅には、さまざまな仕掛けがあり、ミスクラの五人と黒坂先生、胡蝶先生は、悪戦苦闘する。
 はたして、誰が最初に宝箱をみつけ、図が保管してある宝物庫にたどりつけるのか?

怪盗パピヨン steal 2

黒鉛の塔の秘密

講談社 青い鳥文庫 600円 (税別) 2011年4月刊

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「翠蚱蝉」の図は、黒鉛の塔にある。
 欲しければ、取りにきたまえ。

 インターネットに、パピヨンに向けた、なぞのメッセージが掲載された。
 メッセージの発信者である某会社の社長は、「黒鉛の塔」と呼ばれる奇妙な建物のなかで、図を用意して待っているらしい。
 しかも、招待されたのはパピヨンだけではなかった。パピヨンを追う探偵たちも暗号を解きさえすれば黒鉛の塔に入る資格を得られるという。
 その上、見事パピヨンをつかまえれば、三千万円の賞金がもらえるのだ。

 待望の新メンバーが加わり五人になったミスクラも、当然、黒鉛の塔へ向かう。
 だが、塔に入るためには、二重三重の困難が待ち受けていた。

 パピヨンをつかまえようと集まったライバルたち、そして、なぞの探偵マスクド・ドラグーンを出し抜いて、パピヨンをつかまえることができるのか?

84頁の会員証に誤りがございました。お詫びいたします。
誤)黄川田俊介 → 正)黄河田俊介

怪盗パピヨン steal 1

雨小ミステリークラブ、誕生!

講談社 青い鳥文庫 600円 (税別) 2011年1月刊

 美術館や博物館に忍び込み、何も盗らずに去ってゆく怪盗ラ・レーヴ・デ・パピヨン。
 その目的をめぐって、さまざまな憶測が飛び交うなか、謎の超人探偵マスクド・ドラグーンが、パピヨンに狙いを定めたといううわさが流れる。
 しかし、行動を起こしたのは、ドラグーンだけではなかった。
 東京にある雨弓小学校の生徒たちによって結成されたミステリークラブも、謎の究明に立ち上がったのだ。

 とはいえ、ミスクラのメンバーは、ごく普通の小学五年生である。部長の奈那は、本が大好きで、名探偵に憧れているが、泣き虫で、内気な少女だ。
 もちろん、事件を解決したことなど一度もない……。

 そんなとき、パピヨンから犯行予告状が届き、雨小ミスクラは最初の事件に乗り出すことになった。
 知恵と勇気とチームワークを武器に、世紀の怪盗と対決するミスクラ。
 勝負の行方はいかに!
 そして、パピヨンの意外な秘密とは……。

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